一般社団法人横浜ペット霊園協会の火葬車についての意見です。
当協会の会員は、全て施設に火葬炉を固定設置して営業している会社の集まりです。
横浜市には、「横浜市生活環境の保全等に関する条例」の中に「小規模焼却炉(動物火葬炉)等の排煙による大気の汚染の防止に関する指導基準」を定めております。
当協会の会員は、その指導基準に沿った火葬炉を設置し、横浜市に設置届出書を提出して、規則に沿って日々、操業をしております。
横浜市は、この指導基準の中で、「移動式の火葬炉にも適用されます」とうたっておりますが、現状は殆どの訪問火葬会社の火葬車はその基準をクリアしておりません。
横浜市の定めた指導基準は、煙や匂いや、煤塵を出さないための最低限の基準だと私共は考えています。
その最低限の基準をクリアしていない火葬炉で、火葬をするという事は、横浜の大切な環境を破壊していると私共は考えます。
ぜひ、横浜の環境破壊を進めさせない為にも、訪問火葬会社への依頼を避けていただければと幸いです。
一見非常に便利で消費者ニーズに応えている業者だと思われますが、実は、大変危険で、迷惑な行為をしております。
火葬車は、車を動かすための燃料(ガソリン)、火葬炉を動かすための燃料(灯油)、発電機(火葬炉電源)を動かすための燃料(ガソリン)を積んでいますので、非常に危険な車です。
その車が自宅まで来て、自宅の前もしくは近くの公園や空き地の側道に車を止めて火葬をするわけですから、操作ミスなどで、燃料に引火し、火事等の事故を起こす危険性があります。
本来、公共の道路を使用するためには警察に事前に使用許可を取らなければならないのですが、それを知りながら、許可を取らずに、道路に1時間以上も駐車をし、火葬業務をしております。これは明らかに法律違反です。
以上のような理由から当協会は賛成しかねます。